酒類販売業免許を取得するまでの期間は?

最終更新日:2023年9月9日   行政書士 勝山 兼年





申請までの準備と税務署の審査期間について

 税務署に酒類販売業免許を申請が受理された後、審査にかかる期間は概ね2か月です。ご依頼を受けて書類を収集・作成にかかる期間は3~4週間ほどです。また、審査中に酒類指導官から追加書類の提出を求められ、それらに手間取っていると、審査期間も2か月を超えることも予想されます。


 ご依頼を受けてから免許交付まで3か月以上経過することも稀です。少しでも早く免許の交付を受けたい場合は、時間を要する収集書類について事前に準備することをお勧めします。酒類免許の種類ごとに提出書類が異なりますのでご注意ください。


書類収集に要する時間

各種免許共通のもの

会社の設立登記

 新規で会社を設立する場合は法務局での登記審査に2週間ほど要します。出資金の払い込みや印鑑の作成、定款の作成など登記申請前には十分に時間をかけてください。



会社の登記事項証明書、定款

 事業目的に「酒類の販売」の旨の文言がない場合は、定款変更のうえで法務局での変更登記が必要です。2週間ほど要します。


販売場の使用承諾

 販売場が賃貸の場合は、建物の所有者からの使用承諾書が必要となります。所有者とすぐに連絡が取れない場合は、賃貸借の契約内容によっては、追加の契約書が必要な場合がありますので、早めの確認をお勧めします。


酒類販売研修の受講終了証

 一般酒類小売業免許では酒類販売管理者を選任しなければならず、その酒類販売管理者は酒類販売研修の受講を義務付けられています。また、酒類の販売経験がない者の申請の場合は、酒類販売研修の受講をもって、経験があることとみなされますので受講してください。申し込みは2週間ほど先の研修となります。



卸売業免許特有のもの

取引承諾書

 国内、海外の仕入れ先、販売先ともに酒類の取引をする旨の契約書や承諾書が必要です。海外の取引先からは物理的に時間を要することが予想されます。また、仕入れ先が決まっていない場合は早急に見つけてください。


通信販売酒類小売業免許特有のもの

販売者との取引書面の見本

 「20歳未満の者の飲酒の防止」と「特定商取引法」に準拠していることを、証明するために、商品パンフレット、申込書、取引確認書、納品書などの見本を提出します。WEBサイトを使ってのやり取りの場合はサイトをプリントアウトをして提出することになります。



まとめポイント
  • 税務署での審査は概ね2ヶ月!
  • 追加の提出書類に手間取ると2か月を超えることがある。



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